冬、空気が乾燥する季節や、年齢を重ねるにつれて気になる髪のパサつきや失われていく艶(つや)。
きれいな髪を保ちたくて、ヘアオイルを使っている方も多いですよね。
ですが、中には添加物がたくさん入っていて、「なんだか心配・・・」と抵抗を感じている方も少なくないのではないでしょうか。
そこで、おすすめなのが100%天然成分である国産の椿油です。
椿油は、日本人の女性の髪を美しく保つ働きがあり、昔から親しまれてきています。
オレイン酸などの髪の毛に有用な成分を多く含み酸化しにくい椿油は、無添加・無香料で安心して使えるうえ、髪に潤いを与え艶やかな髪へと導いてくれる優れものです。
ですが、さまざまな種類の椿油が販売されており、どれを選べばいいのか分からなくなりますよね。

そこで、この記事では椿油の魅力とおすすめの国産椿油を厳選してご紹介していきます
艶やかでしっとり潤う美しい髪に!椿油の魅力
椿油は、椿の種子から採れる油脂のことで、100%植物由来の天然成分です。
昔は薬用や食用油でも使用されるほど重宝されており、実は、さまざまなことに活用できる万能オイルなんですよ。
椿油は、ホホバオイル・オリーブオイルとならび、世界三大オイルと称されています。
オレイン酸が豊富で髪や肌に馴染みやすい
椿油が髪にいいと言われる理由は「オレイン酸」にあります。
オレイン酸は人の肌にとても近い成分ですので、肌や髪に馴染みやすいのが特徴です。
なんと椿油の80~85%はオレイン酸でできているんですよ。
また、オレイン酸は酸化しにくいオイルですので刺激が少なく、安心して使用することができます。
椿油と日本人女性の黒髪は相性バツグン
椿油は100年以上も前から、日本人の女性の髪を美しくするものとして重宝されてきました。
平安時代の長い黒髪は潤いと艶が必須であったため、女性は椿油を用いて美しい髪を作り上げていたのです。
椿油はほんの1滴でもしっかりと髪がまとめるため、江戸時代の結った髪型もまとめやすく、とても役立ちました。
日本人の女性の黒髪を、黒く艶やかに保つには、椿油は欠かせない存在だったのです。
純粋な椿油の見分け方
椿油は「ツバキ油」と「カメリア種子油」の2種類に分類されています。
ツバキ油とは、日本原産の「ヤブツバキ」の種子から採取されたオイルのこと。
純粋なヤブツバキから採れた椿油は、原材料名のところに「純椿油」や「ヤブツバキ100%」と記載されています。
国産の純粋な椿油は匂いが少なく、サラッとしているため使い心地が良いのが魅力です。
一方、カメリア種子油とは、同じツバキ属である山茶花(サザンカ)などヤブツバキ以外のツバキ油のことを言います。
カメリア種子油はほとんどが海外産で、特に中国の油茶(ゆちゃ)というヤブツバキ煮煮た性質の植物が使用されています。
しっとり潤いのある髪に!国産椿油おすすめ3選
1.新上五島町振興公社:五島特産 純粋椿油
椿の自生数が全国一を誇る長崎県五島列島の椿の実を厳選し、なかでも新上五島町内で自生する椿のみを使用して100%純粋の椿油を製造。
こちらの会社の椿油は化粧用だけでなく、五島の特産品である五島うどんにも使用できる椿油も製造しています。
髪だけでなく全身オイルとしても。
2.ジャポネイラ: 非加熱 椿オイル
皮脂成分に近いオレイン酸を85%も含んだ国産つばき100%の高保湿オイル。
加熱製法の2.5倍という非常に高い保湿力をもち、乾燥したお肌の角質層まで潤いを届け、年齢を感じさせない、つややかで弾力のある肌へ導きます。
伊豆大島産のヤブツバキ100%。
3.高田製油所 :大島純粋三原椿油
大正時代から続く高田製油所でつくられた伊豆大島のヤブ椿の実を100%使った天然の椿油です。
高田製油所ではより純粋で、より上質な椿油を作る為に、大変手間がかかるのですが古典的な伝統製法を採用。
顔以外も全身にハンドクリームやボディクリーム代わりに使用できます。
髪と頭皮に有効な椿油の使い方:まとめ
椿油は乾いた髪に塗るのも有用ですが、濡れた髪にも効果的です。
シャンプー後のタオルドライした髪に、数滴の椿オイルを馴染ませドライヤーで乾かすと髪がまとまりやすくなります。
またヘアパックの役目もあり、シャンプーする前に椿油をしっとりするまで塗り、しばらく時間をおいてから洗い流しシャンプーをすると、しっとりなめらかな髪に。
そのほか、ヘッドスパとしても効果的です。
シャンプーの前に椿油を数滴頭皮に馴染ませて指で優しくマッサージ。
椿油でマッサージすることで、頭皮の乾燥を防ぎ、毛穴に詰まった余計な皮脂を取り除いてくれます。
パサついて気になる髪や、艶が失われ悩んでいる方はぜひ、国産の椿油で健康な髪を手に入れましょう。

髪がしっとり潤うと、気持ちも晴れ晴れ*
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