資本主義と社会主義の違いをわかりやすく解説

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よく政治や経済関連のニュースで耳にする「資本主義」と、対立する形で使われる「社会主義」

ですが、この資本主義と社会主義の意味や仕組みの違いを、しっかり説明できる方は多くはないのではないでしょうか。

この記事では、資本主義と社会主義の違いについてわかりやすく解説していきます

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資本主義と社会主義の違いをわかりやすく解説

資本主義とは

資本主義とは、より良い商品やサービスを提供する個人や企業の利益が自由な競争の下で拡大されるシステムのこと。

アメリカや日本をはじめ、多くの国が「資本主義国家」です。

資本主義では労働者は自分の職業を自由に選び、階級や地位に縛られることなく経済活動に自由に参加することができます。

市民を尊重し自由な社会へ

資本主義は、18世紀のイギリスの産業革命をきっかけに作られた政治や経済の仕組みです。

産業革命とは先端技術を用いた精巧な機械を綿織物工場などへ導入し、それまで手作業でやっていたものを大量に生産できるようになった出来事のこと。

その工場などの経営者が、お金を稼ぐために労働者を雇ったことから資本主義は始まります。

産業革命以前の中世ヨーロッパでは君主が国を統治し主従関係がはっきりしており、臣下に土地や特権を与え軍役や税金などを納めさせる「封建社会」の時代でした。

そのため国王や少数の貴族だけが富を得て繁栄していたのです。

しかしイギリスの産業革命が勃発したのち、アメリカ独立革命やフランス革命など政治を市民がするための「市民革命」が次々と起こり、君主が統治する国家を打破し、みなが自由に職業を選ぶことができ財産を得る機会を得ました。

資本主義のデメリット

自由に経済や政治活動が出来る資本主義社会ですがデメリットももちろんあります。

それは不況による失業率と貧富の格差の問題です。

銀行の破綻や失業の連鎖反応が起こった第一次世界大戦後の世界大恐慌のように、資本主義社会では経済状況が悪化すると大きなリバウンドが起こりうる場合も。

不況が続くと企業の経営は滞り、やがて倒産などで職を失う人があふれかえってしまうというリスクを抱えています。

社会主義とは

社会主義とは平等で公正な社会を目指すシステムのことです。

経済活動は国の指導のもとで行われ、政府によって支配されており、職業を選ぶ自由はなく賃金も変動がないのが特徴となっています。

貧富の格差をなくす目的

社会主義は18世紀のフランス革命の流れで出来た、といわれています。

産業革命後は、資本主義の浸透で貧富の格差が広がっていました。

1929年の世界大恐慌が起こると世界中に失業者が増え続け、市民の社会不安は増大するばかり。

人々の間で資本主義経済に対する疑念が高まり始めた中、社会主義の「平等」という考え方が唱えられ、歴史上最初の社会主義国家であったソビエト連邦が誕生したのです。

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資本主義と社会主義の対立

第二次世界対戦後、資本主義と社会主義国が対立する冷たい戦争の時代がやってきます。

資本主義陣営の盟主はアメリカ、社会主義陣営の盟主はソビエト連邦です。

この二つの陣営は外交や軍事、経済、宇宙開発など多岐にわたり対立を深めていきました。

それぞれの支援する機構や同盟国が生まれ世界を二分し、国を分裂する国際紛争が生じます。

  • ドイツ

「資本主義の西ドイツ(ドイツ連邦共和国)」と「社会主義の東ドイツ(ドイツ民衆共和国)」

  • ベトナム

「資本主義の南ベトナム(ベトナム共和国)」と「社会主義の北ベトナム(ベトナム民主共和国)」

  • 朝鮮半島

「資本主義の韓国(大韓民国)」と「社会主義の北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)」に分断してしまったのです。

1976年には南北ベトナムの統一、1990年に東西ドイツは統一しました。

しかし朝鮮半島の韓国と北朝鮮は、依然として休戦の状態が続いています。

資本主義と社会主義の違い:まとめ

資本主義と社会主義を簡単にまとめると

資本主義=自由

  • 職業を選ぶのも、お金を稼ぐのも個人の自由
  • 土地も財産も個人が管理
  • 自由な競争で経済が発展
  • 貧富の格差が生じるデメリットがある

 

社会主義=平等

  • 儲けたお金や土地はすべて国のもの
  • 国民全員が平等であるべき思想
  • 努力しても報われないなどで経済発展しにくい
  • 大きな貧富の格差はない

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