自然のやさしい旨みが魅力のとうもろこし。
とうもろこしを使った料理やお菓子は、世代問わず人気がありますよね。
ほんのり甘みがあり、ついつい食べ過ぎてしまう、という方も多いのではないでしょうか。
とうもろこしは野菜と思われがちですが、実はお米や小麦と同じ穀類の仲間。
しかも、食物繊維やビタミン類など、わたしたちのカラダに必要な栄養素が一粒一粒にギュッと詰まっているんですよ。

この記事では、やさしい自然の旨みが魅力もとうもろこしの8つの栄養素と効能についてご紹介していきます
とうもろこしの8の栄養素と効能!
お米や小麦と並び、世界三大穀物のひとつである、とうもろこし。
とうもろこしを主食にしている国も多数あり、日本でも老若男女、幅広い世代に好まれ食されています。
とうもろこしには、食物繊維を筆頭に、実にさまざまな栄養素が含まれているんですよ。
1.美容やダイエットに欠かせない食物繊維
とうもろこしには、水に溶けにくい“セルロース”という不溶性の食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は、腸の中を掃除し、腸内環境を整えてくれる栄養素です。
腸のぜん動を促し、老廃物を排出するので、便秘を解消できます。
腸環境が整うと肌あれも改善できるため、美しい肌に導いてくれますよ。
また食物繊維は、血中のコレステロールや血糖値が上昇するのを抑制してくれる働きも。
とうもろこしの食物繊維は、高血圧などの生活習慣病の予防にも役立ちますね。
2.カラダや脳のエネルギー炭水化物
とうもろこしの主な主成分は炭水化物です。
炭水化物の糖質は、カラダを動かすのに大切なエネルギー。
この糖質が不足してしまうと。カラダがだるく疲れやすくなったり、やる気がなくなってきたりします。
また、炭水化物は脳を動かすエネルギーでもあるため、不足すると機能障害や思考力・記憶力の低下につながる場合も。
とうもろこしの炭水化物は、脳に素早くエネルギーを届けるので頭がスッキリし、疲労回復にも役立ちますよ。
3.美容効果が高いビタミン類
とうもろこしはビタミンB1、B2、Eが豊富。
ビタミンB1は、炭水化物の糖質を分解し、エネルギーに変換する大事な役割を持っています。
ビタミンB1が足りないとエネルギーがうまくカラダや脳に供給されず、疲れやすくなったり、イライラが激しくなったりと支障をきたします。
ビタミンB2は皮膚や粘膜を保護する役目がある栄養素。
外的刺激や乾燥などから守ってくれます。
強い抗酸化作用を持つビタミンEは、細胞の酸化を防ぐ栄養素です。
血流を良くする働きがあるため、カラダの隅々まで新鮮な酸素が届けられ、冷えの改善やシミやシワなどの肌トラブルの予防に役立ちます。
4.抗炎症作用があるリノール酸
とうもろこしには、人の体内で作ることができないリノール酸がたっぷり。
リノール酸は、血中のコレステロールや中性脂肪を抑制してくれるため、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも役立つ成分です。
抗炎症作用や保湿効果も高く、肌をなめらかにし、髪のパサつきや抜け毛を予防してくれます。
5.骨や歯を形成するカルシウム
とうもろこしには、骨や歯を作るのに欠かせないカルシウムも含まれています。
カルシウムは日本人に不足している栄養素のひとつ。
カルシウム不足は、骨や歯が弱くなり、骨粗しょう症が起こりやすくなる原因にもなります。また、イライラして怒りっぽくなるなどと、神経が興奮している状態になりがちです。
とうもろこしを食べて、健やかな毎日を過ごしたいですね。
カルシウムはお肌の水分量を保つ働きもあるので、美容にも効果的ですよ。
6.カルシウムと深く関わるマグネシウム
血液の中のカルシウムの量を調節し、筋肉の収縮をスムーズにするマグネシウムも、トウモロコシには含まれています。
マグネシウムはタンパク質の合成を助け、エネルギーの代謝にも大活躍。
生活習慣病の予防のほか、不安やうつなどの精神的症状も和らげる効果があります。
7.むくみ予防に役立つカリウム
カラダの中の余分な水分を、老廃物と一緒に排出してくれるカリウム。
とうもろこしには100gあたり290㎎のカリウムが入っています。
カリウムは細胞内のイオンバランスを調整し、摂りすぎた塩分を排出。
血圧の上昇を防ぐ役割があります。
女性の大敵である、むくみ予防にも効果的な栄養素です。
8.体中に酸素を運ぶ鉄分
肺から取り入れた酸素を血液に乗せて、カラダの隅々まで届ける働きがある鉄分。
鉄分不足は赤血球のヘモグロビンが減るため、カラダが酸欠状態となり、貧血や精神的に不安な気持ちを起こさせてしまいます。
とうもろこしには、特に女性に不足しがちな鉄分が含まれているので、積極的に食べたいですね。
捨てないで!とうもろこしの芯にも旨みと栄養が。
捨てがちなとうもろこしの芯。
栄養は身だけと思いきや、実はこの芯にも実の部分と同様、栄養がたっぷり含まれているんですよ。
ですが、そのまま食べると消化不良を起こしてしまうので、お米と一緒に炊いたり、スープの出汁としてとったりして使うのがオススメ。
旨み成分であるグルタミン酸が入っているため、出汁にコクと旨みがプラスされますよ。
やさしい自然の旨みでパワーアップ!:まとめ
太陽と自然の恵みをたっぷり浴びて、やさしい旨みが魅力のとうもろこし。
とうもろこしは、美容や健康に不可欠なさまざまな栄養素入っており、ぜひ積極的に食べたいですね。
とうもろこしの旬は夏ですが、最近では茹でたトウモロコシが真空パックで売られているので、一年中その美味しさを楽しむことができますよ。

とうもろこしのほのかな甘みは癒されますよね
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