株式会社の仕組みを分かりやすく解説!合同・合名・合資会社との違いは?

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株式会社や合同会社、日本の会社名には必ずこの表記が入っています。

しかし、この株式会社の仕組みを詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。

また合同会社や合名会社、合資会社と呼ばれる「持分会社」というものも存在しますが、株式会社との違いは何?と疑問に思っている方も多いと思います。

この記事では、ほとんどの企業で使われている「株式会社」と、持分会社といわれる合同会社・合名会社・合資会社の仕組みと違いを解説していきます

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株式会社の仕組みをわかりやすく解説!

会社を設立する際には、事業を行うための資金を投資家から調達しなければなりません。

そして集まった資金に対して、会社は「株式」を発行します。

投資家から資金を調達し、株式を発行してビジネスを行う会社のことを「株式会社」といいます。

株式会社は「株主」により構成される

株式を購入し、その会社に投資した人のことを「株主」と呼んでいます。

株主は株主総会に出席することにより、会社の経営について意見を述べる権利を与えられます。

会社の決定事項を決める重要な場に参加でき、株式を多く持っている人ほど発言権が多いとも。

株式総会での株主の力は非常に強く、社長さえも解任することができるんです。

また、株式会社の取締役の任期は2年以内に設定されており、再任や解任について株主の承認を得る必要があります。

決算公表が義務付けられている

株式会社は会計監査を受け、決算を公表することが義務付けられています。

そして、その決算内容を株主に報告し説明する必要があります。

株式会社は「株主」のもの

会社の経営は経営陣が管理していますが、会社自体は投資家である株主に属しています。

株式が一般に公開されている場合、株式を購入することで、誰でも投資家(株主)になることができるんですよ。

株主優待と配当金

事業が成功し株価が上昇すると、株主の利益も増えます。

株主は持っている株式数に応じて、配当金や会社の製品、サービスなどの「株主利益」を受け取ることができるんです。

その利益の上がった株式を売りたい場合は、株式や債券などの売買取引を行うための施設「証券取引所」を利用します。

一方、事業がうまくいかないと株価は下落し配当はありません。

ですが、仮に株主になっている会社が倒産したとしても、「有限責任法」という法律により、投資額以上の責任を負うことはないんです。

2006年5月1日に新会社法が施行された

新会社法施行前は、株式会社設立には1,000万円以上の資本金と、取締役会の設置、取締役3名以上・監査役1名以上が必要だったのです。

しかし、新会社の施行により資本金が1000万円以上から1円以上に変更され、取締役会を設置しない場合は、取締役は1人でも良いということになりました。

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持分会社(合同会社・合名会社・合資会社)会社とは?

小規模経営が特徴

会社の規模の拡大を望む株式会社に対し、規模の拡大についてはあまり考えず、家族経営など小規模で会社を続けているのが、合同会社・合名会社・合資会社と呼ばれる「持分会社」です。

持分会社は出資者と経営者は同じで、株式会社よりも自由に会社の経営ルールを設定することができます。

また利益の分配方法を、出資比率に関係なく決められるんです。

ルール変更は従業員の総同意が必要

持分会社は、従業員数を増やすためにはルールを変更しなければなりません。

そしてルールを変更するには「従業員の総同意」が必要です。

従業員数を増やす場合は、現在の全従業員の同意を得ないといけない、ということになります。

また、新社員の「氏名または名称及び住所」を記載した定款(ていかん)を設けなければならないんです。

「有限責任社員」と「無限責任社員」が存在する

持分会社には、会社の経営を自由に運営できますが倒産時には無限の責任を負う「無限責任従業員」と、自己の出資額の限度内で責任を負う「有限責任社員」の両方が存在します。

【有限責任社員】

もし会社が倒産した場合、会社に資金を貸し出した銀行などの金融機関は、債務を十分に回収できず損害を被ります。

そして、「有限責任社員」は、自らの出資額の範囲内で損害賠償を負う責任を受けます。

わかりやすく言うと、出資金は戻ってきませんが、投資した額以上に会社の借金を返済する必要はないということになります。

有限責任社員(原則1名以上)・・・株式会社、合同会社

【無限責任社員】

従業員が会社に対して、無限の責任を負うのが「無限責任」です。

会社が倒産し、会社の財産を処分するだけで借金を返済できない場合は、それを支払う必要があります。

無限責任を負う無限責任社員は、高いリスクと引き換えに、経営に大きく介入できる執行権を持つことができます。

無限責任社員(原則1名以上)・・・合名会社

※合資会社は有限責任社員と無限責任社員の両方が必要です。

 

株式会社と持分会社の違い:まとめ

株式会社の大きな特徴

  • 経営者と出資者(株主)が異なる
  • 従業員を自由に増やせて、会社を大きく広げることができる
  • 「株式」を発行し、投資家から資金を調達する
  • 事業の成功で利益が上がると、株主の利益も増える
  • 株式の保有率により、配当が決まる
  • 「株主」が会社の重要決定をする場に参加できる

持分会社(合同会社・合名会社・合資会社)の特徴

  • 経営者と出資者は同じ
  • 従業員を簡単に増やすことはできない
  • 小規模で経営していく考え
  • 出資比率での利益配分ではなく、配分率は最初に独自のルールを決めておくことができる

株式会社と持分会社は会社の運営方法が違うんだね

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