銀杏の栄養と効能!食べるときに注意すべきことは?【食べ過ぎには注意】

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空気がヒンヤリと肌寒くなってきた頃、イチョウの葉が黄色く色づいたのを見て秋を感じる方も多いですよね。

イチョウの木は、山などに自生していたり学校や公園などに植えられていたり、さまざまな場所で見かけます。

イチョウの紅葉はとても素晴らしく、私たちの目と心を楽しませてくれる存在。

イチョウは、木や葉のことを「イチョウ」、実のことを「銀杏(ぎんなん)」という使い分けます。

実はこのイチョウの実である銀杏には、栄養が豊富に含まれており、私たちの体を健やかに導いてくれる働きがあるんですよ。

この記事では、紅葉が魅力的なイチョウの木と、実である銀杏のことについてご紹介していきたいと思います

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銀杏の栄養と効能!ほくほく美味しい秋の味覚

イチョウは2億年以上も前から、地球に存在している貴重な植物。

もともとは、中国の山々で自生(自然に生えている)していました。

イチョウの木は11世紀初め、中国の仏教寺院などに盛んに植えられるようになり、徐々に中国全土にイチョウの植栽が広がっていきました。

中国から日本に伝来したのはいつなのかは定かになっていませんが、咳や痰などの薬効があることから、はるか昔に「薬の材料」として持ち込まれたそうです。

食べられるのは種子の部分

銀杏の外皮種を取り除くと、硬い殻の種子がでてきます。

硬い殻の中には胚乳種が入っており、食用として食べられている部分です。

この“銀色の殻”に胚乳種が包まれていることから、「銀杏」と呼ばれるようになったとか。

銀杏の胚乳種は、茶碗蒸しや串焼きなど多くの料理に用いられており、ほくほくした食感が特徴です。

また胚乳種の主成分はデンプンで、一粒3カロリーと比較的低カロリーなうえに、カラダに必要な栄養素を含んでいるんですよ。

銀杏に代表される栄養と効能

【銀杏に代表される栄養素】

  • ビタミンB1

ビタミンB1は炭水化物などの糖質をエネルギーに変えてくれる成分です。

ビタミンB1が足りなくなってしまうと体内のエネルギーが不足し、食欲不振やだるさ、

精神が不安定になるなどの症状がでてきます。

  • ビタミンE

銀杏は“若返りのビタミン”と呼ばれるビタミンEが含まれています。

ビタミンEは強い抗酸化作用があり、カラダにたまった活性酸素を排除してくれる役割を持っています。

イキイキと若々しさを維持してくれる成分なので、積極的に取り入れたい栄養素のひとつです。

  • カリウム

カリウムはナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持しているほか、神経伝達機能や筋肉機能などを調節する働きがあります。

過剰に摂取した塩分の排出に深く関わり、利尿作用や高血圧の防止に役立つ成分です。

イチョウの木も活用できる

イチョウの木はまな板に適しており、柔らかく弾力性があるため、包丁の傷もすぐ復元されやすいのが特徴です。

加工しやすいことから、碁盤の材料として用いられることも多いんですよ。

包丁に優しいまな板。刃に優しい銀杏のまな板は、包丁の切れ味を持続させてくれます

 

食べるときに注意すべきことは?【食べ過ぎには注意】

食べ過ぎはNG

銀杏には微量ですがアルカロイドという有毒な成分があるため、一度にたくさんの量を食べると呼吸困難や嘔吐などの症状を起こす可能性があります。

銀杏は少量でも満腹感を得られるので、食べ過ぎると言うことはないにしろ、過剰に摂取しない方がいいですね。

いっぺんに150個以上の銀杏を食べるとけいれんを引き起こし、危険な状態になるといわれています。

子供は食べるのは控える

銀杏には神経メチルビリドキシンという、ビタミンB6の作用を妨げる中毒物質が入っています。

メチルビリドキシンは神経を興奮させ、手足の麻痺や不整脈などさまざまな中毒症状を起こす可能性があります。

成人は肝臓を解毒する酵素を持っているので、大量に食べない限り中毒症状はほとんど起きません。しかし、肝臓が未発達で解毒力の弱い子供は、中毒症状のリスクがあるため銀杏を食べるのは控えた方がいいでしょう。

悪臭を放つ外種皮は食べない

銀杏は熟すと、とてつもない悪臭を放つので「苦手」という方も多いと思います。

猿などの哺乳類全般に忌み嫌われているこの臭いのおかげで、2億年以上も前から絶滅せずに生き残っているともいわれています。

この悪臭を放つ銀杏の種子を包んでいる、外皮種と呼ばれる外側の果肉は食用にはなりません。

外皮種には強い皮膚刺激性を持つビロボールや、独特の臭気のもとであるイチョウ酸を含まれており、直接触るとかぶれなどを起こす可能性があります。

またアレルギー物質であるギンコール酸も含まれているので注意が必要です。

銀杏拾いや種子を取り出す場合は、トングを使って取るか、ゴム手袋などで手を保護した方がいいですね。

季節を表す食材のひとつ「銀杏」:まとめ

山々や街並みを優しい黄色で彩ってくれる「イチョウの木」

イチョウの木は高さ30メートルにまで育ちます。

秋になると黄色く色づいた扇形の葉っぱがとてもきれいで、私たちの心を潤してくれますよね。

イチョウの木は雄(オス)木と雌(メス)木に分かれており、実ができるのは雌木だけ。

イチョウの実である銀杏は、独特の臭いを放つのでマイナスイメージが多いですが、種子はとても栄養価が高く、季節を表す料理としても人気が高い食材のひとつです。

ぜひ、料理の一品に取り入れたいですね。

日本の秋を象徴するイチョウの木

一粒一粒カラから取り出し、サッパリとした塩味に*

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