年齢を重ねていくとともに、髪がパサつき始めたりボリュームがなくなってきたり、髪に関する悩みが増えてきますよね。
光沢のある艶やかな髪を維持するのが難しくなって、ため息をつきたくなるほど。
でも、なぜ年齢によって髪質が悪い方に変化していくのでしょうか。

この記事では、年齢とともに変化していく髪の5つの原因をご紹介していきます
年齢を重ねると変化する髪【衰える5つの原因】
1.血行不良を起こし髪が細くなる
個人差はありますが、日本人の髪の毛は約10万本、頭皮には約4万の毛穴があるといわれています。
髪の毛の数や太さは30代をさかいに減少し始め、年齢を重ねるとともに全体的にボリュームがなくなっていく傾向にあります。
30代位からは生活環境も大きく変わっていく時期なので、ストレスや過労などで血行不良を起こしたり、遺伝的な要因もあったりと髪の毛にさまざまな影響を及ぼしてくるんです。
血行不良になると、栄養が髪の毛に行き届かなくなるため、細くボリュームがなくなっていくことに。
2.頭皮の衰えでハリ・コシが失われる
髪の毛は頭皮の「毛根」で作られている細胞です。
年齢を重ねるにつれ頭皮が衰えてくると、髪のターンオーバーが乱れ、成長が遅くなっていきます。
影響を受けた頭皮は、皮脂の過剰分泌によりフケやかゆみなどの問題が発生。
頭皮が衰え、フケやかゆみなどのトラブルが増えると、ハリやコシといった健康な髪の成長が妨げられてしまうんです。
3.うねりや縮れ毛はコラーゲン不足
湿気が髪のうねりの主な原因だと考えられがちですが、加齢による髪の衰えが大きく関係している可能性もあります。
年齢を重ねると、体の細胞を結びつける重要な成分「コラーゲン」が減少。
コラーゲンが不足すると頭皮の水分量が少なくなり、髪の毛の保湿力が失われ、うねりや縮れにつながる原因となります。
4.タンパク質が減少し乾燥してパサつく
髪の毛は、頭皮の毛根にある「毛母細胞」でつくられています。
毛母細胞は年齢を重ねていくと、髪をつくる働きが低下。
すると、髪を構成するタンパク質の量が減少して乾燥し、パサついた髪の毛になってしまうんです。
そのほか、髪の毛が乾燥しパサつく原因として、長年の紫外線を受けたことによるダメージや睡眠不足、栄養不良などの原因が考えられます。
5.脂質が失われ艶が失われていく
髪の艶(光沢)とは、髪に当たる光反射のこと。
光沢があると、光があたったとき「天使の輪」と呼ばれる美しい髪のシンボルが現れ、とても素敵ですよね。
髪の毛の表面は、「キューティクル」という物質に覆われており、髪の毛を外部の刺激から守り、艶を保つ機能をもっています。
ですが加齢により髪の中の脂質が減っていくと、潤いがなくなりキューティクルの機能も衰えるため艶が失われていくんです。
年齢を重ねるとともに衰える髪への対策
年齢とともに変化し続ける髪への対策として大切なことは、髪の内側に栄養や潤いを与えることです。
栄養バランスの取れた食事を摂取したり、十分に睡眠ととったりして正しい生活習慣を行うことがカギとなります。
また定期的にトリートメントをして、髪の外側から潤いを与えるのも効果的ですよ。
ヘッドスパなどで頭皮の汚れを落とし、マッサージするのも美しい髪を保てるようになるのでいいですね。
髪を守るポイント
- バランスのとれた食事
- しっかり睡眠をとる
- 紫外線を浴びすぎない
- トリートメントなどで外から潤いを与える
- 頭皮を清潔に保つ
日頃から髪を守るケアが大切:まとめ
年齢を重ねるにつれて髪が変化する原因をご紹介しました。
女性の場合は、出産によりホルモンバランスが乱れる場合や、更年期に入り女性ホルモンが減少するなど、体全体の変化から髪に影響を及ぼすこともあります。
ストレスやタバコ、過度の飲酒も血流が低下し、髪に栄養が届かなくなる原因となるので気をつけたいところですね。
髪の変化を感じたら、毎日の食生活などを見直し、健康な体作りを目指しましょう。
ヘッドスパやトリートメントも、美しい髪を保つのにおすすめですよ。

加齢による変化から髪を守るには、日頃からのケアが大事です
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