唐辛子と他の香辛料などが重なり合って、独特の風味を生み出す「七味唐辛子」
七味唐辛子は日本独自の調味料です。
最近では、料理の味に変化を付けるために(味変)、自分専用の「マイ七味」を持ち歩く人もいるほど人気があります。
七味唐辛子は唐辛子の辛さだけでなく、柑橘系の香りやニンニクのスタミナ感など入れる素材により、さまざまな味を楽しめるのが魅力。

この記事では、味や風味で選ぶおすすめの七味唐辛子をご紹介していきます
七味唐辛子のタイプ別おすすめ6選!【味や風味で異なる味わい】
1.粉末タイプ
粉末タイプの唐辛子は、原料である唐辛子を乾燥して粉末状にしたものです。
スーパーなどで販売している七味唐辛子は、この粉末タイプがほとんど。
料理にサッと振りかけるだけなので、簡単で手軽に使えるのでとても便利です。
小瓶に入れて売られてることが多いのですが、湿気などで底の方に唐辛子が固まってしまう場合があるので、使用する際は2~3回小瓶を振ってから使うといいですね。
また、力一杯振ってしまうと出し過ぎてしまい大変なことになった、なんてことも。
軽く振りながら、量を調整して入れるようにしましょう。
八幡屋礒五郎 七味唐辛子
辛みを出すための唐辛子、辛みと香りを併せ持つ山椒と生姜、風味と香りの良い麻種(麻の実)、胡麻、陳皮、紫蘇の7つ。
素材各々の持ち味を大切にした独特の味わいが特徴です。
2.生タイプ
激辛ブームも相まって、最近では生タイプの七味唐辛子も人気があります。
生タイプは原材料をなたね油やごま油につけ込んだもので、乾燥した七味唐辛子よりも風味が強いのが特徴です。
唐辛子以外の山椒や、ニンニクなどの素材の香りで唐辛子の味がますます引き立ちます。
しっとり粘り気があるため、粉末タイプと同じように料理にかけたり隠し味にするほか、ごはんのお供としてもおすすめです。
七味唐辛子に含まれている素材それぞれの旨みが味わえるのが魅力。
三色香辛料 生七味唐辛子
国内産地で栽培から取り組んだ生の唐辛子をベースに和歌山県のぶどう山椒など国産原料のみ使用。
化学調味料・保存料を使用していないので主役素材の味を壊さず旨味を引き立てます。
3.辛さを重視する
七味唐辛子は唐辛子のみ使用した一味唐辛子よりも、ほかの素材が加わっている分、辛さが控えめなのがほとんどです。
ほかの素材の味や香りを楽しみながら辛さを楽しみたい方には、ハバネロやジョロキアなど、唐辛子の辛味が強いものを使っているものがおすすめですよ。
ハウス 唐がらし族 大辛唐辛子
たっぷりサイズのボトルに辛味の強い唐辛子が入っているので、様々なメニューに振りかけて辛味を楽しめます。
4.爽やかな香りを楽しみたい
香りを楽しみたいなら、柚子やかぼすなど柑橘類が含まれた七味唐辛子がおすすめです。
辛さも控えめなのが多く、和食など素材を生かした料理に適しています。
うどんやおそばなどにサッとふりかけると、出汁の旨みを引き立ててさっぱりした味わいになりますよ。
かぼす本家 ゆず 七味
ゆず胡椒の粉末タイプです。
刺身・鍋物・うどん・漬物など、幅広くお使いいただけます。
着色料・香料・保存料は不使用。
5.香味野菜の辛さをプラス
七味唐辛子には、生姜や山椒などの香味野菜が多く含まれているものもあります。
生姜のショウガオールと唐辛子のカプサイシンの相乗効果で、体を温め血行を促進し、胃腸の働きを改善してくれます。
生姜のピリッとした味わいがクセになりそう。
舌がしびれる辛味を味わいたいなら山椒入りがおすすめですよ。
八幡屋礒五郎 山椒七味
しびれる辛さと爽やかさが味わえる七味唐からしです。 麻婆豆腐、鶏の唐揚げやてんぷらに和えたり、夏は冷奴にとピリリ感がたまりません。
6.料理にコクと深みを加える
ニンニク入りの七味唐辛子は味わい深く、料理にコクと旨みを加えます。
ひと味足りない時や、味を変化させてさせたい時に使うと、格段に美味しさがアップしますよ。
ニンニクの香りは食欲をそそり、食べると元気が出てくること間違いなし。
ニンニクは、ほかの香りが強い香味野菜と一緒だと喧嘩するため、生姜や山椒とは一緒には配合されません。
なので、摂りすぎるとニンニク独特の臭いが気になるかも・・・。
パパッと少量をふりかけるのがオススメです。
長者様の七味にんにく
青森県産のにんにくを使った七味にんにくは味の海翁堂オリジナルスパイスです。
七味唐辛子は目的や好みで使い分けを:まとめ
七味唐辛子は配合されている素材によって風味や味わいが違ってきます。
辛さを求めたいなら激辛唐辛子入り、爽やかな香りを楽しみたいなら柑橘類入りなど、それぞれ使う目的や好みによって使い分けるといいですね。
料理にサッと七味唐辛子を加えるだけで、毎日の食卓が楽しくなりますよ。

七味唐辛子の薬味や種類の違いによって、さまざまな風味や味を楽しめますね!
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