優雅な香りで癒やしをあたえてくれる紅茶。
ストレートティーはもちろん、ミルクティーやレモンティーなど飲み方もバリエーション豊かです。
仕事の合間や、友人とのおしゃべりのひとときに飲んでいる、という方も多いのではないでしょうか。
紅茶は飲み方によって茶葉の種類が異なるため、ミルクに合う茶葉、レモンに合う茶葉など使い分けるのがおすすめですよ。

この記事では、飲み方で選ぶ紅茶の茶葉を厳選してご紹介します
飲み方で紅茶の茶葉を使い分ける
日本でよく飲まれる代表的な紅茶の飲み方は、以下の6つです。
- ストレートティー
- アイスティー
- レモンティー
- ミルクティー
- チャイ
- ロシアンティー
ストレートティー
紅茶の魅力をそのまま楽しむには、茶葉を抽出し何も加えないストレートティーが一番。
紅茶の香り高さを五感で存分に楽しむことができます。
ストレートティーには芳醇な香りのダージリン、コクが強いアッサムがおすすめです。
アイスティー
夏の暑い時に飲まれることが多いアイスティー。
清涼感が求められるため渋みと苦みを抑え、茶葉の濁りがなく、紅茶の味わいと爽やかな香りを楽しめるものが向いています。
芳醇な香りのダージリンのほか、タンニンが少なく茶葉の濁りが出にくいセイロン、紅茶の茶葉に柑橘系のベルガモットを合わせたフレーバーティーのアールグレイがおすすめです。
レモンティー
スッキリした味わいで、喉越しがいいのが魅力のレモンティー。
ですがレモンティーは、レモンの酸味に負けない味を持つ茶葉を選ばないと紅茶に含まれるタンニンに反応して渋みが強く出てしまいます。
また、酸性であるレモンは紅茶の色を薄くしてしまう場合も。
紅茶の色味がしっかり出るディンブラや、タンニンが少ないセイロン、同じ柑橘系であるフレーバーティーのアールグレイがおすすめです。
ミルクティー
ミルクティーは紅茶に牛乳を加えるため、濃厚な牛乳の味に負けない茶葉を選ぶのが大事です。
色味が濃いディンブラや、ミルクに劣らないコクを持つアッサムが向いています。
チャイ
インドで“茶”を意味するチャイは、インド式の甘く煮だしたミルクティーのことです。
通常のミルクティーは茶葉に沸騰したお湯を注ぎ底へミルクを加えます。
チャイは水のまま茶葉を煮て、沸騰した後ミルクと砂糖を加え再沸騰させるので、紅茶の茶葉の味が濃く出るのが特長です。
チャイには、ミルクのコクに負けないアッサムと合わせるのがおすすめ。
また、シナモンなどのスパイスが加わったチャイには、スパイスの香りを引き立てるダージリンやセイロンが相性いいですよ。
ロシアンティー
ロシアンティーはロシア圏で古くから伝わる伝統的な紅茶の楽しみ方。
日本でロシアンティーというと、紅茶のカップの中にジャムを入れるという飲み方のことを指します。
ですが、実はこれは本来のロシアンティーではないんですよ。
本来のロシアンティーは、ジャムを舐めながら紅茶を飲むという飲み方です。
ロシアンティーには、ジャムの風味を損なわないセイロンがおすすめ。
優雅な香りが魅力の紅茶おすすめ7選
1.FAUCHON: 紅茶フォションダージリン
「紅茶のシャンパン」と呼ばれる香りの良い紅茶。
FAUCHONダージリンティーは、中でも高級とされる、インド・ダージリン地方の2000mの高地で栽培され、ゴールデンチップと呼ばれる芯芽を多く含んだ茶葉を使用しています。
2.東インド会社: 紅茶 ダージリン リーフティー
インドの高地、ダージリン地方は紅茶の中でも最高級茶葉を生産することで知られています。
ダージリンは紅茶のシャンパンと言われており、爽やかな香りでマスカテールの甘い味覚が楽しめます。
東インド会社のダージリンはフレーバーの高い二番摘み茶を採用。
レトロな缶もかわいい。
3.アーマッドティー: セイロン
スリランカの高地で栽培されたすっきりした味わいの茶葉をブレンド。
フレッシュな渋みとほのかな甘み、青葉のような香りが残る優雅な味わいです。
アーマッドティーは50年以上も昔に、「高品質な紅茶を、もっと手軽に飲んで欲しい」という一人の英国人の強い思いから生まれました。
4.トワイニング: クオリティセイロン
トワイニングは毎年世界中から茶葉を選び、買付けをするイギリスの紅茶ブランドです。
熟練のバイヤーにより選び抜かれた茶葉と長年の経験に基づく卓越したブレンド技術で、その年々の気候や風土に左右されることなく、変わらぬ品質をお届け。
薔薇のような華やかな芳香と、カップに広がる輝く紅色が特長の紅茶です。
5.サー・トーマス・リプトン: リーフティーディンブラ
世界一の紅茶の買い付け力を誇るユニリーバ社が、世界中の茶園から集めた茶葉。
そこから一流のティーエキスパートたちが厳選した茶葉を使用した、リプトンのプレミアムシリーズがサートマス・リプトンです。
色・味・香りすべてにバランスのとれたスリランカ産ブロークンオレンジペコー(紅茶において基本とされるグレード)。
くせのない優雅な味と香りはどんな飲み方にもあい、バリエーションティーに最適です。
6.エディアール紅茶 HEDIARD:アッサム
7.ウィリアムソン紅茶 :アールグレイティーバック
その日の気分で飲み方を変えて飲む紅茶:まとめ
紅茶の種類はたくさんあり味や香りもさまざまで、どれを選んで良いのか迷いますよね。
ミルクティーやレモンティーなど、飲み方によって合わせる材料と相性のいい茶葉を使い分けて飲むと、紅茶の味と香りを存分に堪能できますよ。
その日の気分などで、違う飲み方をして楽しんでみてもいいですね。
紅茶を飲むと、疲れた時や友人との楽しいひとときを優雅な気分にしてくれますよ。

ちなみに、レモンティーはアメリカ発祥なんです
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